【健康】ひどい痔が完治した、完治のポイントは?

今から二年前のこと。

息子を出産したあと、ひどい痔になった。

おそらく、出産がきっかけで痔になる女性は多いと思う。

私も例外でなく、痛みに悶絶した。

特に出産にかかった時間が長く、丸2日であったため、本当にひどい痔であった。

 

お尻の痛みに気がついたのは産後二日目のこと。

ジンジンとお尻の穴が脈うつような痛み。

出産でお尻が傷ついたのだろう、と思った。

しかし、日に日にジンジンは強くなり、歩くのも内股になった。

産後の疲れも相まって、ヨロヨロと内股で産院を歩く姿は、今思い出しても情けない。

産後6日目で退院し、帰宅したのだが、痛みは一向に収まらない。

眠ろうにも痛みで眠れない。

そんな状態での授乳は地獄であった。

自分の体重を支えるだけでも、お尻の穴が悲鳴をあげるのに、

自分の体重+赤ちゃんの体重=失神しそう

という方程式が誕生した。

必死に痛みをこらえながらの授乳ー。

授乳をしてるお母さんって、優しい表情をしているイメージであったが、

私の場合は阿修羅であった。

 

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そんな日が二週間続いた。

ついに、我慢の限界がきた。

痛すぎる、おかしい、病院にいこう。

このとき、まだ自分が痔になったとは思わなかったのだ。

 

産後ということもあり、まずは婦人科に行った。

 

そこでは、「産後の便秘でしょう」と、便秘薬が処方された。

「そうかー、産後の便秘ってこんなに痛いのかー」と、薬を貰って安心して帰った。

 

しかし、薬を飲んでも善くならない。

当たり前である、痔が便秘薬で治るわけがない。

 

一週間ほどたって、これは痔なのでは?

と、ようやく気づき始める。

そして、近所に出来たばかりの肛門科に行ってみた。

タイミングよく、近所に肛門科が出来るなんて、運命を感じる。   

しかし肛門科とは、「私は痔です」と公にするわけだ。

恥ずかしい。

でも、この痛みには耐えられない、、、

この痛み、手術レベルかも、、、

不安がよぎる。

 

さて、病院の待合室は男女で別れており、一応はプライバシーに配慮されていた。

手術と言われたらどうしよう、、、

ドキドキしながら順番をまった。

 

そして、いよいよ診察。

ベッドに横になって下さいと言われ、あれよあれよと、お尻にカメラがいれられる。

 

そして、痔ですねと、あっさり言われた。

ここが赤くなって血が出ているね、とパソコンモニターに、先ほど撮ったお尻の写真が映される。

恥ずかしい。

淡々と言われるのが、ますます恥ずかしい。

 

そして注入軟膏が処方された。

 

どうやら、手術はいらないようだ。

夜も眠れない痛みだったが、手術がいらないとは、、、

手術が必要な人って、どんな痛みなのか、、、恐ろしい。

 

さて、その後、注入軟膏を一ヶ月半、毎日注入して、痔は、すっかり治った。

 

完治から2年。今もお尻は健康を保っているので、

痔を治す、繰り返さないためにしていることをまとめたので、

もし、痔に悩んでいる方がいれば参考にして頂きたい。

(…ちなみに、全部医者に言われたことなので、信頼できます)

 

1、便の出し方がポイント

 

・便をムリに出そうとしない

・出そうになったらトイレに行く

 

・トイレには長く入らず、5分以内を心がける

 

・トイレの中で本や携帯電話をいじらない

 

・便座に座ったら、軽く目を閉じ、便が腸から排出されるイメージをする。

(このイメージトレーニング、あなどるなかれ、効果あり。)

 

2、便が出たあともポイント

 

・便が出たら、ウォシュレットを一番弱い水流にして、10秒から20秒あてる

 

・ウォシュレットの使い過ぎは絶対にだめ

・特に便が出ないからとウォシュレットを当てるのは最悪な行為

 

3、良い便を出すために

 

・こまめに水分補給をする

 

・一度に水分をとると、尿になるだけなので、チビチビと水分補給をするのが大事。

・特に冬場は五分に一口飲むのを心がける。

・冬場は隠れ脱水になるため、痔になる人が多いのだ

 

 

 

以上がお尻に優しい生活習慣である。

医者にかかるのが完治の早道だと思うので、薬+生活習慣の改善で、お尻を健康に保ってほしい。

 

 

 

しかし、肛門科の医者は偉い。

毎日毎日、他人のお尻を見るのだ。

嫌にならないのか。

私なら、ご飯とか食べられなくなりそう。

 

嫌なことをやってくれる立派な人のお陰で、世のお尻の平和が保たれている。

ありがたや、ありがたや。